マンションリフォームの範囲とは?「できること」と「できないこと」

公開日:2023/12/15   最終更新日:2023/10/04

マンションリフォーム_範囲

マンションに長く住んでいるとリフォームが必要になります。当然マンションの家主であれば、どこでもリフォームできると思っているかもしれません。ところがマンションはいくら家主であってもリフォームできるところと、できないところがあります。今回はマンションリフォームでできることとできないことについて詳しくご紹介します。

マンションリフォームの基本的な範囲と制約

マンションリフォームには、できる範囲と制約があります。こちらではマンションリフォームで、できる範囲・できない範囲・マンションリフォームの制約について詳しくご紹介します。

マンションリフォームでできる範囲とは?

マンションリフォームで、できる範囲とは専有部分です。専有部分とは、分譲マンションの中で、独立した各住戸のことです。

住戸(じゅうこ)とは住居としての必要な機能を備えた一戸一戸の住居スペースのことになります。簡単にいうと専有部分とは、分譲マンションの中で、個人が購入できる住居スペースのことです。

マンションリフォームでできない範囲とは?

マンションリフォームで、できない範囲とは共用部分です。共用部分とは、分譲マンションの中で専有部分以外のスペースのことになります。

具体的には、エントランス・エレベーター・廊下・非常階段・バルコニー・ポーチ・窓・屋上・花壇などです。簡単にいうと共用部分とは、分譲マンションの中で、専有部分から一歩外へ出たすべてのスペースのことになります。

マンションリフォームの制約とは?

マンションリフォームの制約とは管理規約の制限のことです。一般的にほとんどのマンションには管理規約が定められています。管理規約とは、マンションを適切に維持管理するための基本的なルールのことです。

通常、管理規約の中にリフォームを行うときの制限が定められています。たとえば、内装材の種類・素材・色などです。

マンションリフォームをするときには、管理規約の制限を詳しく確認してからリフォームをするようにしましょう。もし管理規約の制限に反するリフォームを行うと、せっかくリフォームしても元に戻さなければならなくなるかもしれません。

マンションリフォームでできること

マンションリフォームでは、どんなことができるのでしょうか?こちらではマンションリフォームでできることについて詳しくご紹介します。

間取りの変更

マンションリフォームでは間取りの変更はできます。間取りの変更とは、たとえばキッチンとダイニングの間の壁を解体して、ひとつの部屋にすることなどです。

ただし条件があります。それは間取りの変更をする壁が、マンションの構造壁や配管が通っている壁ではないことです。逆に、間仕切り壁を増やすことはまったく問題ありません。

内装の変更

マンションリフォームでは内装の変更はできます。内装の変更とは、天井材・壁材・床材の張り替え、塗り替えです。また内装の建具の交換も可能です。

天井高の変更

マンションリフォームでは天井高の変更はできます。天井板を外して天井高を自由に上げ下げすることができます。

ただし通常は、天井高をあげるリフォームがほとんどです。最大、構造体のコンクリート部分まであげることができます。また逆に建築基準法で居室の天井の高さは2.1m以上必要なので、これ以下には下げられません。

設備の交換

マンションリフォームでは設備の交換はできます。キッチン・浴室・トイレ・洗面台などの設備を自由に交換することが可能です。

またエアコン・床暖房などを追加することもできます。

マンションリフォームでできないこと

マンションリフォームでは、どんなことができないのでしょうか?こちらではマンションリフォームでできないことについて詳しくご紹介します。

玄関ドアの交換

マンションリフォームでは玄関ドアの交換はできません。理由は玄関ドアの外部は共用部分になるからです。

ただし玄関ドアの内側は専有部分なので、装飾や塗り替えなどはできます。

バルコニーの変更

マンションリフォームではバルコニーの変更はできません。理由はバルコニーは共用部分になるからです。

ただし床に、床タイルや床シートを敷いたり、物干し台などを設置することはできます。ところで注意点がひとつあります。それは避難経路の妨げになる設置をするとNGになることです。

サッシの交換

マンションリフォームではサッシの交換はできません。理由はサッシは共用部分になるからです。ただしガラスの交換や戸車の交換は可能です。

室内のパイプスペースの変更

マンションリフォームでは室内のパイプスペースの変更はできません。理由は、室内のパイプスペースは共用部分になるからです。

また勝手にリフォームをしてパイプにキズなどが入ると、水漏れを起こして大変なことになるので絶対にやめましょう。

点検口の変更

マンションリフォームでは点検口の変更はできません。理由は、住居スペース内でインフラのトラブルが起こった時に調査や修理をする必要があるからです。

まとめ

今回はマンションリフォームでできることとできないことについてご紹介しました。今回のポイントをまとめると、次のとおりになります。

マンションリフォームで、できることとは間取りの変更・内装の変更・天井高の変更・設備の交換などです。反対にマンションリフォームで、できないことは玄関ドアの交換・バルコニーの変更・サッシの交換・室内のパイプスペースの変更・点検口の変更などです。

マンションリフォームは基本的に専有部分の内部であればほとんどできます。本記事がマンションリフォームでできることとできないことについて詳しく知りたい方に届けば幸いです。

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