シックハウス症候群の原因?ダニやカビが発生しない家をリフォームでつくる!

公開日:2022/11/15   最終更新日:2022/11/18

リフォーム

家は毎日掃除をしていても、知らず知らずのうちにホコリがたまっていたり、カビが発生していたりすることがあります。不衛生であることはもちろんですが、ホコリやダニ、カビなどを放置しているとシックハウス症候群になる危険性があります。そこで本記事では、カビ・ダニ対策を通じてシックハウス症候群にならないための家づくりを解説します。

カビ・ダニはシックハウス症候群の原因になる!

シックハウス症候群という言葉を聞いたことがあるでしょうか。シックハウス症候群とは、室内の空気汚染により居住者にさまざまな健康被害が生じる状況のことです。喘息の悪化やめまい、頭痛、アトピー性皮膚炎などさまざまな症状がありますが、その原因の一つがカビやダニといわれています。

ダニアレルゲンと呼ばれるダニの死骸が空気中に浮遊し、それを吸いこんだり、カビを含んだ空気を吸い込んだりすることでシックハウス症候群になるのです。そもそもダニは人間の垢やフケを含んだホコリをエサとしており、中でもカビが大好物です。そのため、カビの発生しているところには、ダニが生息しているケースが多いと考えましょう。

さらに、食べこぼしがある場所や湿度60%を超える高温多湿の場所、暗い場所などにはダニが急激に増えます。そのため、収納している布団の奥や畳の隙間、押し入れの隙間などにダニが多く潜んでいるといえます。さらに、カビの発生条件もダニとほぼ同じなので、汚れていたり、湿気がたまりやすかったりする場所はカビとダニの両方が発生しやすくなるのです。

そして、カビやダニが発生すると、シックハウス症候群かかりやすく、家にいるのにしんどい、咳が出る、頭痛がひどいといった不調につながるのです。ダニやカビの発生をゼロにするのはむずかしいかもしれませんが、発生原因を知って対策することで繁殖を抑えることは可能です。

リフォームでできるカビ・ダニ対策

カビとダニの発生原因は、高温多湿であることや、ホコリなどのエサがたくさんある環境などです。カビやダニの発生をゼロにすることはむずかしいかもしれませんが、リフォームを通じてカビ・ダニ対策が可能です。たとえば、採風機能のついた扉を採用することで、風通しを調整でき、湿度管理やしやすくなります。

また、窓に網戸が付いておらず、虫やホコリが入るのが嫌で窓を開けない方もいるでしょう。その場合は、既存のドアや引き戸に取り付け可能な玄関網戸を採用するのがおすすめです。網戸を取り付ければ気軽に風通しがよくなり、必要のないシーズンは取り外して収納できます。

さらに、収納の中身をいっぱいにするのではなく、棚を取り付けて通気を確保する、丸洗いできるカーペットを採用するなどもダニ対策になります。一方、カビ対策に有効なのが、湿度コントロールに対応できる壁材です。カビは湿気を好むので、湿気を除去できる壁材が有効です。

お風呂やトイレなど、通気を確保しにくく、湿気がたまりやすい場所は、壁材で湿気をコントロールするとよいでしょう。このように、湿気をためない、通気を確保する、丸洗いできるカーペットを採用するといったことを心がけることで、カビ・ダニの発生しにくい住まいにすることができます。

【番外編】普段からできるカビ・ダニ対策

リフォームは大がかりな工事が必要ですが、普段からできるダニ・カビ対策もあります。まず、浴室では入浴後の浴室全体に、水でシャワーをかけるのがおすすめです。湿気を抑えやすく、カビ対策になります。また、ゴミパッキンやシャンプー台の下など、とくにカビが発生しやすいところは消毒用エタノールで拭きあげるのが効果的です。

さらに、換気はドアや窓を全部開けるのではなく、10cmくらいだけ開けるのが効果的です。少し開けることで空気の通りがよくなり、浴室全体に効率よく換気できます。また、洗濯機を使わないときはドアを開けておく、押し入れやクローゼットの中は乾いた布に消毒用エタノールを塗って拭くのが効果的です。

冷蔵庫もカビが発生することがありますが、製氷機を定期的に洗う、棚板やトレイを定期的に洗って乾燥させてから戻すと対策になります。また、座布団やカーペット、ぬいぐるみなどは洗濯しにくいので、布団乾燥機にかけるとよいでしょう。このように、毎日の生活にちょっとした対策を取り入れることで、カビやダニの発生を抑えられます。

まとめ

カビやダニは室内に発生すると、シックハウス症候群の原因となります。シックハウス症候群とは、室内の空気汚染により居住者にさまざまな健康被害が生じる状況のことで、頭痛やめまい、喘息の悪化などの症状が挙げられます。カビとダニの発生条件はほぼ同じであり、高温多湿で暗い場所、エサが多くある場所などを好みます。そこで、普段の生活から室内の湿度に注意したり、通気を確保したりするように心がけましょう。ちょっとした工夫をすることで、快適で健康を維持しやすい生活空間になります。

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