お風呂リフォームのポイントとは?箇所ごとに詳しく解説

公開日:2024/11/15  

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住まいの中で入浴設備は、快適な生活を送るうえで欠かせない重要な場所です。そこで今回は、お風呂リフォームをする際に気をつけたいポイントを、箇所ごとに紹介していきます。浴槽・床と壁・その他箇所それぞれに詳しく解説をしていくので、ぜひ参考にしてください。この記事を読んで、快適なバスルームを実現しましょう。

浴槽のリフォームポイント

リフォームの種類として、ユニットバスの交換、在来工法(モルタルとタイルで設計された浴槽)からユニットバスへの変更、そして在来工法から在来工法へのリフォームという3つの選択肢があります。

それぞれに特徴があり、どの方法を選ぶかによって工期や費用が異なります。

ユニットバスの交換

まず、ユニットバスの交換について考えてみましょう。

リフォーム前のお風呂がユニットバスで、リフォーム後も同じユニットバスにしたい場合はこの選択肢が一般的です。ユニットバスの交換は比較的スムーズに進むことが多く、既存のスペースに合った新しいユニットバスの導入が可能です。

ユニットバスの寿命は通常15年から20年とされていますが、カビが発生しやすくなったり、排水口からの臭いが取れなくなったりする場合は、早めの交換が推奨されます。工事の工期は通常2〜6日程度で、騒音が発生するのは主に1日程度、水が使用できない時間も1〜2時間程度で済むでしょう。

そのため、近隣への配慮と、水が使えない時間帯の対応を事前に考えておく必要があります。

在来工法からユニットバスへの変更

次に、在来工法からユニットバスへのリフォームを考える場合です。

在来工法のお風呂は古い家に多く見られ、耐久性やデザイン性に優れていますが、ユニットバスに比べると清掃やメンテナンス面でやや手間がかかります。ユニットバスへの変更を検討する際、重要なのは規格の確認です。

ユニットバスには一定のサイズや形状の規格があるため、既存のお風呂のサイズと合致しない場合は、スペースの拡張が必要になることがあります。費用や工期に影響が出る可能性があるため、事前にしっかりとユニットバスの規格を確認することが大切です。

在来工法の浴槽の交換

最後に、在来工法の浴槽のリフォームについてです。

この選択肢は、既存の在来工法のお風呂がユニットバスへのリフォームに適していない場合や、独自のデザインや素材を使いたい場合に選ばれます。

温泉のように床や壁を木材で仕上げたり、タイルを使用したりする特別なデザインを希望する場合、在来工法のままでのリフォームが適しているでしょう。自由度が高い反面、工期が長くなり費用が増える可能性があるため、こちらも慎重な計画が求められます。

床・壁のリフォームポイント

お風呂のリフォームにおいて、床や壁の改修は非常に重要なポイントです。

これらの部分は日々の使用で劣化しやすく、水回りであるお風呂ではカビや滑りやすさが問題となることが多いため、早めの対策が求められます。以下では、ユニットバスの床と壁のリフォームについてのポイントを詳しく説明します。

床のリフォーム

まず、ユニットバスの床のリフォームについて考えてみましょう。

床が劣化すると、カビの発生が顕著になるだけでなく、排水の悪化や滑りやすさも目立つようになります。とくに、滑りやすい床は安全面で大きなリスクとなります。子どもや高齢者がいる家庭では、転倒事故を防ぐためにも早めのリフォームをするべきです。

リフォームを行う際の最重要ポイントは、床に段差を作らないことです。お風呂場に段差があると、出入りの際につまずきやすくなり、転倒の原因となります。そのため、リフォームでは床を平らに整え、段差をなくすことが基本です。

壁のリフォーム

次に、お風呂の壁のリフォームについてです。

お風呂の壁は常に水や湿気にさらされているため、とくに結露が発生しやすい場所です。結露はカビの発生を促進し、壁材の劣化を早める原因となります。そのため、カビが目立つようになったら、壁の張り替えを検討するタイミングと考えるとよいでしょう。

壁のリフォームを行う際には、窓のサイズや手すりの設置場所にも注意が必要です。まず、既存の窓のサイズをしっかり確認することが大切です。リフォーム後に新しい窓を設置する際は既存の開口部と新しい窓が適合しないと、隙間が生じたり、設置が困難になることがあります。

また、窓の位置は、自然光の取り入れ方や換気効率などにも影響を与えるため、慎重に検討する必要があります。

その他箇所のリフォームポイント

お風呂のリフォームには、換気扇やドア、水栓などの部分リフォームも含まれます。

これらの部分の適切な交換や改善は、快適さや安全性を高めるために重要です。

換気扇の交換

まず、換気扇の交換についてです。お風呂は湿気がこもりやすく、換気扇の設置は必須です。

一般的に耐用年数は8〜15年とされ、寿命が近づくとファンの劣化により換気能力が低下します。異音や異臭がする場合やお風呂の換気が不十分な場合は、早めの交換を検討しましょう。

ドアの交換

次に、ドアの交換です。お風呂のドアは凹凸が多く、汚れやカビが溜まりやすい部分です。

ドアが壊れると、お風呂の水が洗面所に溢れる可能性があるため、早めの対応が必要です。ドアには折れ戸タイプ、開き戸タイプ、引き戸タイプの3種類があります。折れ戸は狭いスペースで設置可能ですが掃除に手間がかかり、開き戸は横幅分のスペースが必要ですが掃除が簡単です。

一方、引き戸は前後のスペースを取りませんが引き込むスペース確保が必要になります。

シャワー・水栓の交換

最後に、シャワーや水栓の交換です。

シャワーや水栓は日常的に使用するため、突然の故障発生は困ります。DIYでの修理も可能ですが、自信がない場合は業者に依頼する方が安全です。

シャワーには壁に取り付けるタイプとカウンターや浴槽の縁に取り付けるタイプがあり、前者はすっきりとしたデザインになり、後者は狭いスペースでも設置可能となります。どちらのシャワーを取り付けるかは、お風呂の使用感やスペースに応じて選ぶとよいでしょう。

まとめ

お風呂リフォームは、快適な生活空間を実現するための重要なプロジェクトです。浴槽のリフォームでは、ユニットバスの交換、在来工法からユニットバスへの変更、またはそのまま在来工法での改修が選べます。床のリフォームの際は、滑りにくい素材選びと段差をなくすことが安全性を高めます。壁のリフォームでは、結露対策や窓のサイズ確認が重要です。その他の部分では、換気扇やドアの交換、シャワー・水栓の改修がお風呂の快適さを向上させます。各箇所のポイントを押さえたリフォームで、より快適で安全なバスルームを実現しましょう。

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